私は第二外国語で中国語をとっており、興味本位で楽器の名前を調べましたら大変分かりやすいことに気づきましたので記事にしてしまいました。
それでは行ってみよう!
弦セクション
ヴァイオリン・・・小提琴
ヴィオラ ・・・中提琴
チェロ ・・・大提琴
コントラバス・・・低音提琴
わ、分かりやすい!!
ここで提琴は「弦楽器」を指します。
ヴァイオリンは一番小さいから小提琴
ヴィオラはヴァイオリンより大きくチェロより小さいから中提琴
チェロは大きいから大提琴
コントラバスは最低音を担当しますから低音提琴
中国語はなんと親切な言語なのでしょうか!
提琴さえ覚えればあとは余裕です。
木管セクション
木管楽器といってもたくさん種類がありますが、抜粋でお許しください。
フルート ・・・长笛
ピッコロ ・・・短笛
クラリネット ・・・单簧管
オーボエ ・・・双簧管
ファゴット ・・・低音笛
サクソフォーン・・・萨克斯管
一見規則性はありませんが、よく見ると分かりやすい名前となっています。
まずはフルート。
“长”は「長」と同字なので、フルートは”長笛”と表現されます。
フルートは長いので...え、ファゴっ...
それに対してピッコロは短笛です。
これは納得できるでしょう。
次にクラリネットは”单簧管”ですが、クラリネットはシングルリードですから单(=単)の字があると考えてよいです。
ちなみに”簧“はリードを意味します。
一方ダブルリードのオーボエは”双簧管”なので非常に単純明快です。
さて、問題のファゴットですが、”低音笛”でした。
長さよりも低さを推していきたいファゴットはフルートに「長いで賞」を譲った図式になっています。
ファゴットの紳士的な対応に私は胸を打たれました。
最後にサックス “萨克斯管”ですが、、、
“萨克斯”の部分を発音すると”サークォースー”となり、幾分強引ではありますが、耳を澄ませば「サックス」と聞こえて来るので分かりやすい(と思います)。
漢字は当て字なので気合で覚えるしかないです...
ちなみにイングリッシュホルンは英国管です。
理由は言うまでもなし、と言えるほど単純だ...(感動)
金管セクション
こちらも抜粋させていただきます。
トランペット・・・小号
トロンボーン・・・长号
ホルン ・・・法国号
チューバ ・・・大号
“号”はラッパを意味します。
トランペットとチューバは相対比較でトランペットが”小号”、チューバが”大号”となっており非常に分かりやすいです。
またトロンボーンはとにかく長いということで”长号”。(长=長)
ホルンなのですが、”法国”は「フランス」ですから、フレンチホルンのことです。
フレンチホルンは現在のホルンの主流なので、納得できるネーミングです。
それでは最後に打楽器を、と思ったのですが種類が多すぎて挫折しそうなため、次回の投稿に回そうと思います...
それではこれにて。