ヴィオラ教本はヴァイオリン教本と比べ数が非常に少ないです。
とはいっても100冊くらいありますので、買うときに迷うと思います。
今日は、僕が実際に使って「これは」と思うものを3つに絞ってお伝えします。
1.初心者のためのやさしいヴィオラ入門<ピアノ伴奏譜付>
ヴィオラ教本の王道と言ったらこれ。
一冊で基礎が出来上がります。
開放弦や運指など、一からやさしく解説。
後半には初心者でも弾ける曲が20数曲あるので、飽きずに学習できます。
ピアノ伴奏譜もついており、ピアノが弾ける音楽友達とアンサンブルも楽しめてしまう一石二鳥の教本です。
私の場合も、9年ヴィオラをやっている今でさえ、この教本に立ち返ることがあります。
ヴィオラ基礎のバイブルといっても良いでしょう。
(後輩指導の時も横目で見ることがあります。)
2.カース : ビオラ・スクール
初心者に最適な練習曲集。
最初は開放弦の練習で、段階的にレベルアップしていきます。
レベルの上がり方がとても緩やか。無理なく進めることができます。
ただし、先ほどの教本と違って曲が単調なので、飽きっぽい人にはちょっと辛いかも。
もしあなたが、
「初心者は黙って練習!」
というストイックな心の持ち主であれば、自信をもってお勧めします。
私の先生も、これをレッスン教材として使っています。
3.スズキメソッド
ヴァイオリン教本で有名な「スズキメソッド」ですが、このヴィオラバージョンの日本語版は出版されていません。
しかし、外国バージョンなら存在します。
最初から曲をがっつりやりたい人におすすめ。
この教本に載っているのはすべてソロ曲ですが、パート1やパート2は初心者向けの曲です。
僕は今でもパート5を使っています。
ちなみにヴァイオリンのスズキメソッドと同じ曲順で並んでいるそうです。
まずはパート1とパート2を手に入れることをお勧めします。
買う場合、一つだけ注意があるのですが、パート1はペーパーパックなのに、パート2は本だということです。
外国からの逆輸入なので、すこし訳の分からないことがおこっていますが、品質には問題ありません。
もし何かあってもAmazon発送なので返品可能です。
僕は問題無かったので大丈夫だとは思いますが...これもヴィオラ奏者の宿命です...
いかがでしたでしょうか。
私は今後も教材研究にいそしんでまいりますので、新しい情報が入り次第、追加更新を行おうと思います。